8月1日に日本男子代表が対戦したアルゼンチン代表の魅力!!!

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こんにちは、かいです。

8月1日㈰に日本代表が対戦したアルゼンチン代表。

実は、アルゼンチンは1952年ヘルシンキ大会に出場を最後に96年アトランタ大会までの44年間もの間、オリンピック出場から遠のいていました。

その後、8年後の2004年アテネ大会ではバスケットボール大国のアメリカを破り見事、金メダルを獲得しました!

今回は、そんな劇的進化を遂げ今でも世界トップクラスに君臨し続けるアルゼンチンの魅力についてまとめていきたいと思います!日本バスケット界が参考にできることがたくさんあります!!

アルゼンチン

1952年から1996年までのアルゼンチン

実は、アルゼンチンは1952年ヘルシンキ大会から96年アトランタ大会まで44年間、オリンピックから遠ざかっていました。

バスケットボールは圧倒的に身長が高い方が有利なスポーツです。アルゼンチンは決して体格的に恵まれているわけではないということを最初に知っておく必要があります。

アルゼンチンの18歳男子の平均身長は172.6㎝。日本男子は171㎝。ほぼ変わりません。。。

日本とほぼ変わらない平均身長のアルゼンチンが、なぜ世界トップクラスなのか・・・

気になりますよね!(笑)

 

組織づくり

JBA技術委員会・東野智弥委員長はアルゼンチンから学ぶことがあると考えられ、単身アルゼンチンへと渡り、アルゼンチンで学んだことを日本に還元されている方です。

「アルゼンチンでは12歳で、何㎝以上、14歳で何㎝以上、など基準を設けて、その身長に達していれば上手い、下手は関係なく強化するという考え方」
「日本の選抜チームは、上手い選手や強豪校の選手が集められていて、身長はあまり気にしていなかった。そこで中学、高校とステージがあがっていくにつれて、身長の高い選手はどんどん少ない状況になり、日本代表を強化しようと思っても候補が限られてしまっていて、十分な用意ができない状況だった。」
「バスケットの能力が高い選手を選抜するだけではなく、身長の高い選手をうまくさせる形での強化にも同時に取り組んでいたのがアルゼンチン」

とのこと。上記のこと以外にも多くのことを学び、日本が世界で戦うために必要なトップからアンダーカテゴリーまでの強化体制。リーグがトップとなり、【普及・発掘・育成・養成・強化を連結・連携・連動】の徹底に取り組みはじめました。

 

 

マヌ・ジノビリ

アルゼンチンを代表する選手、「マヌ・ジノビリ」選手。

アテネ大会からリオ大会まで4大会連続で出場。代表デビューは、21歳。アルゼンチンの黄金世代のうちの一人。

NBA サンアントニオ・スパーズ一筋で16年。シックスマン受賞。

個人的にNBA選手の中で一番すきな選手です。スパーズの中でもスタートメンバーとして、活躍することが出来ていたジノビリ。ですが、チームが優勝するにはセカンドユニットの補強が必要であるとのチーム方針に従い、セカンドユニットでの活躍を選択しました。だって、スタートに入っていれば、ベンチにいるより多くの名誉や栄冠を掴めるチャンスがあるのに、チームの勝利を優先したのです。チームを優勝に導く選手ってこうゆう選手なんでしょうね。

ですが・・・ジノビリはやはり凄かったです。セカンドユニット、シックスマンとしての活躍は異次元でした。ちなみに今は「ユーロステップ」として広く認知されているのは「ジノビリステップ」です。これ私と同世代の人達なら共感してくれるはずです。

そんなマヌ・ジノビリはアルゼンチンの中でも黄金世代のうちの一人として認知されています。ジノビリ以外にもスコラや他にもいます。彼ら黄金世代を国としてアンダーカテゴリーから育成、強化をして見事に結果を出しました。

結果

2004年アテネ大会:金メダル

2008年北京大会:銅メダル

2012年ロンドン大会:ベスト4

2016年リオデジャネイロ大会:ベスト8

FIBAランキング:4位

オリンピックの予選を勝ち上がり、オリンピックという大舞台でもメダル確保をするようなチームまで成長しています。

アンダーカテゴリーからトップまでの一貫性の組織づくりから、バスケットボールの最高峰リーグNBAでも活躍する選手の輩出までしているアルゼンチンから学ぶことは多くあると思われます。

2020東京オリンピック

日本代表との結果

77-97で日本は負けました。

第1Q・・・10点ビハインドで第1Qを終える展開の日本。ペネトレイトにアタックからのキックアウトしてからのパス展開が美しいアルゼンチン。
第2Q・・・点差を一桁にしておきたい日本は、8点差で前半を終える。この10分間はDFからの速攻も生まれ日本のリズムになりつつあったが、アルゼンチンは慌てずに自分たちのバスケットを継続。
第3Q・・・点差は一時、4点差まで詰めるがアルゼンチンがまたもやリードを広げました。
第4Q・・・32得点も許してしまいました。この試合を振り返ると、日本は一度もリードをすることが出来ませんでした。

ルイス・スコラ

アルゼンチン代表の大黒柱である41歳のルイス・スコラ。バスケットボールの本場であるNBAでもプレーした経験があり、年齢を感じさせずにいまだなおトップを走り続けている。

日本戦では、23得点10リバウンドで「ダブル・ダブル」を記録しました。

そんなルイス・スコラは日本戦が終わったあとに日本代表について以下のようなコメントを出しました。

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「日本の未来は明るいと思う。あと一山を超える必要がある。そのためには、自分たちは出来るんだと信じる力が必要だ。間違いなくタレントは揃っており、ポテンシャルはあるんだ。世界レベルで成功してきた歴史は少ないかもしれないが、それを気にしていては抑えつけられてしまう。自分たちの強さを信じて突き進んで欲しい。」

まとめ

今回のアルゼンチンの魅力についてまとめてみました。

【身長が低くても世界で通用するチーム】がつくれることを証明してくれているアルゼンチンから、我々、日本は多くのことを学べると思います。

今回の2020東京オリンピックの結果がいつか財産となる日を迎えれるように私自身も、選手にとって力になれるように精進していきたいと思います。

最後までお付き合いいたただきありがとうございました。

 

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