こんにちは、かいです。
バスケットボールに限らず、様々なスポーツで選手育成モデルとして採用されているLTADをご存知でしょうか。私はコーチ研修の中でこの言葉をはじめて知りました!
そこで今回は、現代の育成世代の選手と関わるうえで重要とされているLTADについてまとめたいと思います。
LTAD
LTADから見るバスケットボール
LTADにおいて、バスケットボールは遅い特化、早期導入のスポーツとされています。
だいたい6~8歳にバスケットボールを始めボールを扱う能力や状況認知判断能力を養い始めるのが良いとされていますが、早期にバスケットボールに特化せずに、遅く特化した方が良いということです。特化の時期は男子で15歳、女子で14歳くらいとされています。それまでは様々なスポーツや運動を試すのが良いとされています。
バスケットボールに限定せずに、複数のスポーツを通して身体を動かす楽しさ、自分の思った通りに身体を動かせれる体験などの機会を持つのも大切ですね!
複数のスポーツを行うことができるアメリカでは、バスケットボールを早期特化したことによって、怪我のリスクとバーンアウトなどの弊害も報告されているようです。またNBA選手に調査をおこなったところ、高校時代にバスケットボール以外にもスポーツをしていた選手は、バスケットボールのみをしていた選手に比べて大きな怪我が少なく、選手生命も長いとの報告があるようです。
複数のスポーツをすることによって、長期的にアスリートとしての可能性を引き出せる環境づくりが大切であるとされています。
日本のバスケットボール
日本は、幼少期からひとつのスポーツに特化する習慣があります。
ですが、色々なスポーツを積極的に体験しそれぞれのスポーツを通して身体の動きなどを習得する機会を増やし長期的にアスリートとしての可能性を広げる環境をつくることがのちに特化したいスポーツにも活きる可能性があるとされています。(スポーツサンプリング)
私も、幼少期からひとつのスポーツに特化したからなのか、大きい怪我を体験したことがあります。様々なスポーツをしていたら回避できた怪我かもしれません。
2014年の記事になりますが、日本のスポーツ文化がある意味〝可能性〟を潰している…
記事の後半からが興味深い内容です。日本にはなぜ”マルチアスリート”がいない? 中学最速スプリンターが野球を選んだ理由- 東洋経済オンライン https://t.co/lQSJ8o6pTw #東洋経済オンライン @Toyokeizaiより
— 平野 修也@アクアアスリート (@Naoya_Hirano_) January 21, 2019
LTADの成長段階
LTADには成長段階で6段階に分かれています。それぞれの成長段階に合った指導方法が適しているとされています。
なによりも選手たちに、なぜバスケットボールをしているのかの問いに対して、
「バスケットボールが楽しいから」の答えが大前提であることが大事なことです。
指導者が「結果がすべて」の指導方針で、結果だけを求める指導方法をしてしまい、選手の「バスケットが楽しいから」の気持ちに蓋をしてしまうようなことにならないように努めることが大切だと思います。
まとめ
目先の結果だけを求めるのではなく、選手それぞれの成長段階を考えることの大切さと、大前提である「バスケットボールが楽しい」の気持ちを大切にすることの気づきになればうれしです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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