女子アスリートの社会的地位向上について

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こんにちは、かいです。

ここ最近、女子アスリートへの注目度が高まってきていることをメディアやSNSを通して、ひしひしと感じています!

「LIVE SPORTS MEDIA」と「JTL」は、Woman Athletes Project参加リーグの独占的配信契約を締結しました
  この度、一般社団法人日本トップリーグ連携機構(代表理事会長/川淵三郎 以下JTL)とSPOZONE(運営:株式会社 LIVE SPORTS MEDIA 代表取締役社長 Mitchell Hong)は、JTLが推進するアライアンス組織Woman Athletes Project(以下WAP)に参加する女子リーグの試...

女子アスリートのメディア情報が増えてきていて、スポーツファンとしては嬉しい限りです。ですが、女子アスリートの社会的地位を向上していくためには、まだまだ改善の余地があるように感じます。今回は、女子アスリートの社会的地位の向上に関してまとめていきたいと思います!

女子アスリートの社会的地位とは?

女性スポーツのはじまり

1801年~1900年終わり頃に女性スポーツは誕生しました。乗馬やアーチェリー、ゴルフ、テニス、スキー、スケートなどのスポーツが一部の上級階級の女性たちの間で行われるようになったのが女性スポーツのはじまりと言われています。

五輪憲章

世界的なスポーツの祭典であるオリンピックでは、以下のように記述されています。

オリンピズムの根本原則4・・・スポーツをすることは人権の1つである。すべての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない。オリンピック精神においては友情、連帯、フェアプレーの精神とともに相互理解が求められる。
オリンピズム根本原則6・・・このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会的な出身、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない。

今でこそ、五輪憲章の「ジェンダーの平等」で、女性の参加が認められるようになりましたが当初は女性の参加は認められていませんでした。

オリンピックに女子選手が参加したのは、1900年、第2回パリ大会がはじめてです。第1回オリンピックは、女子禁制の大会でした。

IWG
International  Working Group on Women and  Sport  (略称IWG:国際女性スポーツワーキンググループ)・・・1994年にブライトンで開催された第1回世界女性スポーツ会議開催の際に設立された。IWGはスポーツにおける女性の地位、役割の向上を目指す政府組織と非政府組織が統合して設立したグループ。引用:https://www.juntendo.ac.jp/athletes/women-sports/internationalconference/
4年に1度、女性スポーツの国際会議は行われています。2006年には日本の熊本県で会議が行われました。
東京オリンピック前の女性軽視発言

2020東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の前会長が、2月3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時委員会で、「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります。」などと発言したことが問題になりました。この発言に国内外から批判の声があがりました。

結局、この件がきっかけで前会長は2月12日に辞任をしました。https://www.bbc.com/japanese/56022282

この発言は、国内で女性の社会的地位がいまだ確立されていないということを表していると言われても仕方ないと思います。

日本はジェンダーギャップランキング(男女格差)で、日本は153か国中120位。先進国の中で、最下位です。

国内で「女性活躍」という言葉が広まっているだけで、実際にはまだ改善の余地が多くあることをランキング順位が物語っているように感じます。

ダイバーシティ
ダイバーシティとは、性別、国籍、人種、年齢など様々な違いを問わず「多様な人材を認め、活用することです。」(出典:大辞林)
日本では、多様性といわれている「ダイバーシティ」。
ひとりひとりの違いを認め合おう。ということ。
年齢、国籍、人種、宗教、障害など、だれひとりとして同じではない一個人を平等に等しく生きられる権利をダイバーシティと言います。
女子アスリートの社会的地位の向上を目指すには、誰ひとりとして同じ人がいない社会で、ひとりひとりを認め合うことができる社会が必然だと思います。

WAP(WOMAN  ATHLETES  PROJECT)

WAPとは
世界から、遅れをとっている日本ですがこれからの女性スポーツの成長と拡大と地位向上のために国内で立ち上げられたのが、WAPです。

WAPは、女性スポーツの地位向上を目指し、日本のスポーツ界に新たな風を吹き込む史上初のアライアンス(同盟)組織として2020年10月に誕生した組織。
WAPの主な活動内容は4つあります。
①女性アスリートのエンパワメント・・・内外に対する情報発信力の向上スポーツ外も含めた活躍の場の拡大
②女性が働きやすい環境No.1・・・女性が多い職場だからこそ突き詰められる、働きやすい環境の実現
③女子スポーツのFan Experience拡充・・・スポーツに触れる機会を増やし、様々な角度からFan Experienceを向上する
④女性の健康促進・スポーツ習慣の醸成・・・女性の運動実施率向上、強くしなやかで美しいからだ作りの支援

 

これらの活動内容を通して、日本における女子アスリートの社会的地位の向上が日本にとって大きな力になると私は願っています。

WAP加盟リーグ

Vリーグ(バレーボール)・・・https://www.vleague.jp/

なでしこりーぐ(サッカー)・・・http://www.nadeshikoleague.jp/

Wリーグ(バスケットボール)・・・https://www.wjbl.org/pc_index_html

WEリーグ(サッカー)・・・https://weleague.jp/

HJL(ホッケー)・・・https://hjl-hockey.tv/

JSL(ソフトボール)・・・https://jsl-women.com/

Fリーグ(フットサル)・・・https://w-fleague.jp/

JHL(ハンドボール)・・・http://www.jhl.handball.jp/

国内の女子スポーツが多数、加盟しています。

まとめ

日本の女性アスリートの社会的地位が向上していくことが、これからの日本のスポーツを支えていく大きな力になると思います!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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