日本のプロリーグと世界のプロリーグの差

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こんにちは、かいです。

日本のプロリーグと世界のプロリーグの差とはなんでしょうか。

今回は日本のJリーグと世界プロリーグの差をエンターテイメントの角度から気になった点をまとめてみたいと思います!

ヒト、モノ、カネ

リーグの資金力の差

日本経済新聞の記事によると、J1クラブの平均年間収入は2019年には50億円。1997年の28億円から75%増、Jリーグと同程度であったイングランド・プレミアリーグはこの間、9倍の382億円まで拡大。ドイツリーグは8倍、スペインリーグは7倍に膨らんでいるだそう。(引用:日経新聞)

同程度であった海外リーグとJリーグの差はどこから発生したのか。

「スポーツを体育として捉え、競技者中心にするか、エンターテインメントとして捉えるのか」

スポーツの捉え方の違いが大きく影響していると思います。

競技力重視のJリーグと、エンターテインメントとして捉えた海外リーグ。後者はリーグに資金を集めて有能な選手を集めてレベルの高いリーグにし、ファンから応援されるチームを生み出しエンターテインメントとしてファンに還元するという循環を生み出し拡大していき、Jリーグと大きな差をつくったのではないかと考えられる要因だと思います。

リーグの活性化

世界中から有能な選手が集まれば、ファンは選手たちのプレーを見たくてスタジアムまで足を運びます。やがて、チケットがどんどん高値になっていき入手困難になり、熱狂的なファンはシーズンチケットやファンクラブに入るようになります。

そこで次に、チケットが入手することが出来なかったファンが求めるものは何でしょうか。

有料放送

そこで登場するのが、放映権収入。チケットが入手することだできないほど価値があるからこそ放映権を高く売ることが可能になります。

日本はこの基盤が弱かった。とJリーグチェアマンであった大河さんもコメントを出していました。

日本は、無料放送で流していました。これは「別にスタジアムに行けなくても家のテレビで見れるからいいや~」とチケットの価値も下げてしまう可能性を含みます。

ここ最近の日本スポーツ界では、学生スポーツなどの全国決勝戦は地上波放送にし、それまでの予選は、放映権を購入したコンテンツ配信会社が有料配信としている流れがよくみられますよね。

海外リーグはさらに、エンターテインメントとしての価値を上げる方法に取り掛かりました。それが、スタジアムです。

スポーツに興味がなくても友人に誘われたや、会社の付き合いで足を運んだりする人にもエンターテインメントを伝えるために自由にスタジアムを楽しんでもらえる工夫をしたのです。

貸家
海外リーグの多くのクラブは、いち早くスタジアムの管理運営に取り組んだのだが、日本は長く自治体任せが続き、日本のJ1のスタジアムでクラブやグループ会社などが保有する割合は僅か5%。指定管理者制度などを活用してクラブなどが運営するのも40%にとどまる。(引用:経済新聞)

貸家状況のスタジアムでは、クラブが自由にできる範囲が狭く海外リーグのようなVIPルームや充実した飲食設備などができません。

スポーツを競技中心として捉えたJリーグは、「観る人」へのアプローチを疎かにしてしまった結果、資金力のある海外リーグに有能な選手が行き、リーグの活性化に繋げることができず、いつの間にか差が広がったようです。

指定管理者制度・・・地方公共団体に代わって「公の施設」を民間等団体に管理させる制度のこと。

まとめ

スポーツを支える側の視点は、どういった視点があるのかを知るきっかけになればうれしいです!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

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