こんにちは。かいです。
国内でも多くのスポーツのトップリーグが増えてきました。スポーツチームやリーグが存在しているのに欠かせない存在になっているのが「スポンサー」です。
今回は、スポーツにとって欠かせない存在であるスポンサーの中でも看板広告のはじまりとスポーツの関係について書いていきます!
なので本記事を読んでいただくと、看板広告のはじまりについて知ることが出来ます!(参考文献:スポーツビジネス最強の教科書)
メディアとスポーツ
スポーツとメディアの関係性は密接につながっています。なぜならそれは、スポーツのメディア価値があるからです。
まずは、テレビCMです。
中継や野球の攻守交替の合間や、サッカーゲームのハーフタイムに流れたりするテレビCMです。それらの特徴は、直接伝えたいメッセージを伝える方法になります。
もうひとつは、実際の試合中のテレビ放送画面に企業名やメッセージを映り込ます方法です。視聴者に間接的に情報を発信する方法になります。
この方法は、スポーツには情報を伝達する手段として価値があることを意味しているように考えられるとされています。
企業は実際にスポーツを通してさまざまなメッセージを発信してきました。そのメッセージの伝え方には、直接的な方法と間接的な方法があります。
✍️ ワイナルドゥムがリヴァプールを離れ、パリ・サンジェルマンと3年契約を結びました 🔵🔴#UCL | @PSG_Japan pic.twitter.com/HcWzAvb393
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) June 10, 2021
FIFAワールドカップ
看板広告
スポーツのメディア価値を経済的な面から利用した例で一番にあげられるのは、FIFAワールドカップです。実際に試合を観ていて、企業名の看板がよく目に入りませんか?
観客や視聴者が注目している試合に、企業名や商品名を出すことで、宣伝につなげています。
街中を歩いていて目にする看板広告をサッカーのフィールド上でやったのです。
⏪ 15 years ago today Andrea Pirlo set Italy en route to an opening victory over Ghana with a magnificent, moving strike. It would prove the start of a glorious #WorldCup for ‘The Architect’ and the @azzurri 🏆@Pirlo_official | #OnThisDaypic.twitter.com/hWYOjATqJM
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) June 12, 2021
ヨーロッパが看板広告を生み出した三つの負の種
看板広告がヨーロッパで発展した理由は、三つの負の種があったからでした。
理由1 民放局と公共放送
それは、ヨーロッパが1990年代まで民法局が普及されず公共放送しかなかったからです。
民放局が発達することが出来なかったがためにCMを流すことができませんでした。
ヨーロッパと比較してアメリカや日本は民放局が発達していたためにCMスポンサーで収入を得るビジネスができていました。
理由2 国と地域と言語
ヨーロッパが40~50に国や地域に分かれていることで、言語もそれぞれの地域で違っており、一度のCMで大衆に伝えることを目的とした「マス広告」が困難であったことです。
理由3 スポーツの特徴
ヨーロッパで人気のスポーツは、サッカーであり、そのサッカーは野球とは異なり、45分ハーフ45分で行われるスポーツであり、間がないという特徴があり、CMを流す機会が少ないことです。
なので、アメリカや日本の企業にとっては、CMで宣伝したくても、マーケティングとしては効率的な環境ではなかったのです。
逆転の発想
そのような状況があったがために、誕生したのが看板広告だったのです。
サッカーのフィールド上に、企業名の入った看板や商品名が入った看板を置くことで、試合中でもテレビ画面上に映り込むようにしたのです。
これにより、注目されている試合において、企業や商品名をPRできるようになったのです。
ダブルプロダクション
看板広告の効果的な手法として、「ダブルプロダクション」という手法があります。
この手法は、メインスタンドとバックスタンドの両方から撮影し、番組を制作する方法です。
この手法により双方向からの撮影が可能になり、企業の露出機会が増えて、フィールドの両側に広告看板が設置できるようになります。その結果、両チームがスポンサー料を受け取ることが可能になるのです。
🏎 It’s another fast start for Australia!
🇦🇺 The @Socceroos have taken the lead within the first 15 minutes of play in all 7 matches in this current #WCQ campaign pic.twitter.com/yqJJ1H6xLv
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) June 11, 2021
まとめ
今回は、「看板広告」についてまとめてみました。
看板広告が生まれたきっかけは、まさかの負の要素があったからでした。
「どうしたら宣伝ができるのか。」スポーツチームにとって、大切なスポンサー収入を獲得するにはどのようにしたらいいのか。
従来の方法では、宣伝ができなくても違った視点から考えてスポンサー獲得につなげたヨーロッパの手法は、今では多くのスポーツで使われている手法となっています。
こういったことを知りまた試合を観戦すると違った気づきが得れると思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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