こんにちは。かいです!
今回は、バスケットボールスクールを立ち上げるに際して、「指導とは・・・?」について悩んでいた私が心の在り方について助けてもらった本をご紹介したいと思います!
コーチ資格を持っていようが、全国大会出場経験者であろうが、指導者としては現場に一度も立ったことのない私。
これから何かに対して挑戦する側の立場の人の役に立てれたらうれしいです。
なぜこの本を読んだのか
バスケットボールスクールを立ち上げる
6月からバスケットボールスクールを立ち上げることになったからです。
今まで、子どもに対しての指導経験は、現役時代にチームでのクリニックのみだったのです。なので子どもたちに向けてのクリニック内容もその当時の監督コーチ任せだったのです。(そのときから、指導することについて考えて行動しておいたらよかった・・・。汗)
バスケットボールスクールをSNSで検索したら、出てくるのはすごいスキルの紹介や試合の映像で溢れかえっていました。
スキルや戦術を教えるスクールを私はしたいのかな・・・?どうゆうスクールをしたいのかな??と、ふと疑問になり、この本を手にとりました。
私を救ってくれた本のメッセージ
『高校バスケは頭脳が9割』
スポーツライターである三上 太さんの著書です。10年以上も高校バスケットを取材し続けている方です。
この本は、5人の現役監督たちのバスケットボールを通して子どもたちに伝えたい熱い想いでいっぱいです。また、様々な指導者の考え方が知ることができます。
その中でも、私の胸に響いた言葉を一部だけご紹介させていただきます。これ以外にもたくさん素敵なメッセージがあります!
高校三年間という決して長くはない時間の中で、監督でありつつ、やはり教師としての想いが伝わってくるメッセージです。
私自身、大学時代と社会人になった時にこの気持ちになりました。「自分は試合では活躍できるような選手ではないけど、チームの為になにが出来るんだろう。」って日々考えていました。私は、逆にこうも思いました。「そうゆう気持ちにさせてくれるチームメンバーに出会えて幸せだな」って心から思ってました。練習では本気で切磋琢磨し合う敵ですが試合では心強い仲間です。
試合が始まれば、コートに立つのは選手です。監督コーチが、コートに立って相手チームを守ってくれるわけでもなければオフェンス時に指示を出してくれるわけではありません。選手はロボットではなくて人間です。自分で判断し行動することの大切さ。を養おうとしてくれている言葉に胸が熱くなりました。
そのスキルがなぜその場面でなぜ必要なのか、そこまで伝えることに意味がある。今の時代どこからでもスキルを学べる環境です。そのスキルを活かすのも活かさないのも伝える側の責任が生じることの重みを改めて感じました。
人がやるから予測不可能なことが起きる。そのときに柔軟に自分で判断して選び行動した結果が、勝利だと最高におもしろいですよね。日頃から選手をそうした型にハマったバスケに固めるのではなくて自分で考えれる練習を取り入れるのは監督コーチの課題だと心に留める言葉でした。
スラムダンクの山王VS湘南の試合後の堂本監督が言った「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」いう言葉を思い出しました。勝ち負けの世界で負けたときに何を手にするのかは、それまでの過程である練習、そして本番の試合を本気で取り組んだ人にしかわからないことです。
貴重な高校生活の三年間で、バスケットボール以外にも通ずる大切なことを選手たちに伝える。大学生・社会人となったときでもこの姿勢を忘れなければ学び続けれる人になれる。この本に紹介されている指導者の方々は、バスケットボールを通じて人生において大切なことを伝えようとしてくれることが分かるメッセージです。
読んでみての気づき・変化
バスケットボールはハビットスポーツで「習慣のスポーツ」です。
私が、この本を読む前までは、頭の中で「どういったスキル練習があるのかな。」とばかり考えていました。でもスキルを教わるなら今の時代ネットで検索すればいくらでも出てくるんですよね。
スキル練習も大切です。その前に、よい習慣での考え方、学び方、心の在り方、それらを基礎から積み上げていくことで選手たちがおのずと成長していくことに気づくことが出来ました。
ありのままの自分で、もがき進んでいこう。と思えました。
また、私自身もバスケットボールをいまだにしている立場です。再度、練習への取り組み方を考え直させてもらいました。
まとめ
実は、私が『高校バスケは頭脳が9割』を読んだのは、二回目です。
はじめて読んだときは、2年ほど前です。そのときは大人バスケットボールスクールの話が舞い込んだときです。人にバスケットボールを教えるってどんなことを教えたらいいのかなって悩んでいた時に本屋さんで見つけました。そして、今回もバスケットボールスクールを立ち上げるとなったときに最初に手にしたのは、この本でした。
前回、読んだ時もたくさん折り目やペンで書いた跡が残ってたのですが、今回読んで更に増えました。(笑)この本は、私にとって「指導についての心の在り方」を教えてくれる本になっています。きっとこれからスクールでまた悩み苦しくなったら、この本に助けを求めると思います。
ぜひ、今回ご紹介させていただいたこの本を参考にしていただければうれしく思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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