こんにちは。かいです。
B.LEAGUEは、今までにない構造改革を起こす予定のようです!!
2016年にB.LEAGUEが誕生してから、ちょうど10年の月日が経つ2026-27年シリーズから大きく構造改革。
今まで右肩上がりで、成長を続けていたB.LEAGUEが更なる成長をするために今回打ち出した新リーグの内容について詳しくまとめていきたいと思います。
今回は、B.LEAGUE新リーグ構造の昇降格制度撤廃についてです!
2020以後の新構想
2019年7月1日に当時の大河チェアマンから「B.LEAGUE BEYOND 2020」が記者発表されました。この当時の大きな内容は、
「昇降格制度の変更」と「ナショナルアリーナの構想」
それから約2年後の2021年6月22日に島田チェアマンが再度、将来構造について発表しました。
(引用:超えて 未来へ – B.LEAGUE(Bリーグ))
昇降格制度の撤廃
競技上の昇降格の撤廃
「単年競技成績のみによる昇降格廃止」は、2019年の記者発表の際にも打ち出されていました。この当時から、ライセンスの審査で競技成績以外の要素で昇格が出来なかったケースがあったからです。
2018-19 B2 信州ブレイブウォリアーズと群馬クレインサンダースの両チームともにライセンスの基準を満たしていなかったことでB1昇格が認められませんでした。
経営体力のないクラブが、B1に上がることで、経営体力の消耗が激しくなってしまうことが懸念されての判断だと思われます。B1とB2を行ったり来たりを繰り返すことは、経営を振り回してしまいます。
島田チェアマンが言っているように現在の状況は、チーム投資に資金を回さざるを得ない体制になっており、選手の年棒の高騰が目立ち始めています。フロントの強化や地域貢献などを疎かにし、何のためのクラブ運営なのか今一度、見直す転機だと思われます。
(引用:超えて 未来へ – B.LEAGUE(Bリーグ))
クラブの事業規模に応じてカテゴリーを分ける新方式を採用の理由
島田チェアマン
「勝った負けたではなく、しっかりした経営母体や環境があれば上の舞台で戦える仕組みの方が、絶対にビジネスとして大きくなると考えているからだ。新B1に人気クラブが集まれば、アウェーへのファンの訪問など関連ビジネスが大きくなり、スポンサーも増える。魅力を感じた企業がM&A(合併・買収)も含めてバスケット界に参入することを期待している。クラブ間格差が広がっている。みんなで頑張って果実を享受し、さらに大きく成長できるリーグにしたい。」
(引用:日本経済新聞インタビュー記事)
クラブ数に上限のないエクスパンション型リーグへの移行
エクスパンションとは、主に昇降格制度のないスポーツリーグが、計画的に制限または制御しながら、参加チーム数を増やすことを指す。(引用:Wikipedia)
下記の図であるようにNBAは、「クローズ型(閉鎖型)」であり、エクスパンション(拡大)はあっても入れ替えがない特徴があります。
B.LEAGUEは、事業を促進するため単年競技成績のみの昇降格を撤廃して、クラブライセンスと複数年の競技成績で判断する方向に、舵をとり現在の「オープン型(開放型)」からクローズ型へ移行を図るようです。
(引用:日経新聞)
ライセンス基準の引き上げ
クラブの売上高12億円
ホームゲームの平均入場者数4000人
収容人数5000人超・一定のVIPルーム設置などを満たすアリーナの使用
参入条件が厳しいものになっていますね!
B1を目指すクラブはこれから非常に努力を強いられますね!
ですが、島田チェアマンが言うようにNBAに次ぐリーグになるには、そういった努力が必要なのかもしれません。
まとめ
今回は、昇降格制度の撤廃についてまとめてみました。
リーグ全体の力が上がり、NBAなどで活躍する選手がB.LEAGUEに参加できるような経営力があれば、自ずと選手のレベルアップにも繋がると思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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